2012-11-19

センダンの実は犬には危険、ブレンダ毒にやられる

11月15日木曜日、朝、父ちゃんがブレンダを散歩に連れて行く。
近くの病院のゲートボール場にいって遊ばせた。30分以上いたと思う。二人は元気よく帰ってきた。
人間が朝ご飯を食べ、ブレンダの番。ものすごい元気で何も兆候がなかった。
木曜日は一週間に一回の買い物の日なので、買い物にでかけた。さすがにブレンダはご飯食べたばかりだからお留守番させた。
それから2〜3時間後帰宅すると、ブレンダが迎えにこない。
家中に嘔吐のあとが、18カ所くらい、食べたばかりのごはんもこんもり、泡や、水たまりなど。ブレンダを探すとソファでうずくまっている。嘔吐のなかに、黄色い実が。

調べてみると、この黄色の実はセンダンの実で、センダンの実はリモノイド・テトラ・テルペン構造を持つ有毒物質を含み、牛、豚、家禽などほとんどの家畜に中毒例があり、ヒトの中毒事故ももありますので注意が必要だそうです。
下記引用

センダン(ニーム)、トウセンダン(センダン科)樹皮、果実
毒の種類
メリアトキシン、カテコールタンニン、テトラノルトリテルペン、アザディラクチン
症状
食欲不振、運動失調、流涎、嘔吐、胃炎、下痢、便秘、激しい腹痛、興奮、運動麻痺、痙攣、麻痺、沈鬱、昏睡、循環器系ショック症状、心停止、呼吸困難、呼吸停止、死亡

中毒の転帰は早く、摂取後2~4 時間で消化器系・神経系の臨床症状が現れ、さらに循環性ショックと呼吸困難を経て死に至る。通常,致死量のセンダンの実を摂取した場合、48時間以内に死亡する。
ヒトの子供の場合6~8個、犬の場合5~ 6個の実の摂取で死に至ると報告されている。

散歩コースにはこの木がたくさんあっていつもブレンダが実をかじったりもしていたのでびっくりしました。こんなに危険な植物だったとは。

調べたら、とにかく吐き出させて、暖かくさせ、安静に、そしてたくさん水か湯をのませおしっこをださせるということがわかりました。時々外の空気をすわせたり、部屋の換気も大事だそうです。様子をみて震えや動悸がはげしかったり苦しそうなのが、ずっと続く場合は病院につていくべきとわかりました。病院に連れて行った場合は胃の洗浄やその毒にあった薬を注射されるみたいです。

ブレンダさんは嘔吐あとをみるとごはんも、実も全部だしていて、最後のほうは、泡や水たまりもあったので、全部出し切ったようでした。ブレンダが落ち着けるよう暖かくさせ、とにかく休ませました。
15日の朝実を食べ、15、16日は絶食させました。16日夜には鶏をゆでたスープだけ飲ませておしっこをたくさんださせました。一回ねて起きる度に外にだっこしておしっこと空気をすわせ、帰るとたくさん水を飲む、そして寝るというのをずっと繰り返しました。
15日は本当に具合悪そうで、かわいそうで、心配でした。避妊手術の帰ってきたばかりのとき以来でした。

17日の朝は復活していたので、ほっとしました。おなかがすいたとごはんをまってくれることは元気な証拠、うれしかったです。
こうやって中毒で死んじゃうこともあるんだなと思いました。拾い食いは本当にこわい。




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